マーケティングと販売の違い
マレーシア、クアラルンプールの近代的ショッピングセンター
マーケティング・マインドと販売マインドの違い
顧客第一主義などは体力のある大手企業ができることで,小さい県内の企業ではやっていけないという言葉を聞いたことがあります。
こう考える企業は「
マーケティング」と「
販売」を混合しています。
「販売」とは,まず商品があり,それを値引きや宣伝,販売員活動で顧客に売り込んで売上を上げ,利益を出すことです。
「マーケティング」は顧客が何を必要としているか発見して,ニーズを満たすことができるように多くのマーケティング活動を駆使して「顧客満足」を作り上げ,その結果として利益が残るのです。
大手の企業はマーケティングの専門家を育成し,先手先手でビジネスをリードしていきます。
専門家のいない小企業だからこそ経営者自らマーケティングの専門家となり,販売でなくマーケティングでこの厳しい世界を生き残っていくことが重要なのです。
販売では「
今日の糧」を得ることはできますが,「
明日の糧」はマーケティングが提供します。
つまり,マーケティングの心を持つことにより,資源の少ない小企業でも長期的発展が望めると言うことです。
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