ビジネスは想像力
本屋と思いきや、カフェでした。本棚に入っている本類は飾りです。
マーケティングの大家、コトラー博士ががラテラル・マーケティングを提唱している。
デボノ博士の水平思考をマーケティングエリアに応用したものだ。
それは、論理的思考(たとえばマーケティング戦略でSWOT分析をして、ターゲットを決めて、4つPで戦術を組み立てるというもの)から、一気に考え方をワープさせて、競争のない市場を獲得しようとするものである。
さて、そのための基礎的なトレーニングのためにいくつかのクイズを出したい。
あなたの思考をバーティカルからラテラルに変えてみましょう。
クイズ1 兄と弟が久しぶりに会った。話し合っているうちに、兄は、自分の姪が最近結婚したことを思い出して、弟にそう言った。しかし、弟には、結婚するような姪は一人もいなかったのである。この兄弟は、べつに義兄弟でもなんでもない、当たり前の兄弟だったとすれば、どうしてこんなことがあるだろうか。
クイズ2 インドでは、男性は彼の未亡人の姉とも妹とも結婚することができない。なぜだろうか。
クイズ3 私のおじさんの妹は、私のおばさんではない。では、彼女と私の関係はどうなっているか。
クイズ4 アルゼンチンに移民して、現在アルゼンチンに住んでいる日系人は、たとえ家族が希望しても、アルゼンチンの土地に埋葬することはできない。なぜか。
ラテラル・マーケティング的思考は、最近では「ブルー・オーシャン」でも応用されている。
ここでは、簡単な事例を書いておく。
事例(水平移動の仕方)
「花」は枯れるものである。考え方を水平移動して花は枯れないという位置づけにする。そうすると「花」と「枯れない」の間にギャップが生まれる。このギャップが刺激となり、花の素材を変更する。そして生まれたものが「造花」と呼ばれている。最近のバイオテクノロジーなら本物の花で枯れない溶剤の注入などで「枯れない本物の花」もできるかもしれない。
次回はクイズの答えと「ラテラル・マーケティング」そのものの紹介をする。
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